地上波、BSとCS、ケーブルテレビやインターネットテレビ局の違いを解説


現在テレビ局がいくつあるかご存知でしょうか。地上デジタルだけで100社を超え、BS,CS放送を含むと500社以上。なおもテレビ局はどんどん増え続けています。

このコラムでは、地上波、BS、CS、などテレビ局の種類の違いから、その特徴と向いている商材に関しても解説いたします。

目次[非表示]

  1. 1.テレビCMを放送する上での放送局の選び方
    1. 1.1.テレビ局は想像しているよりも多い
  2. 2.意外と知らない地上デジタル
    1. 2.1.キー局・準キー局はテレビ局の代名詞
    2. 2.2.ローカル局から始めよう
    3. 2.3.実は人気の独立局
  3. 3.メリット多いぞBS放送​​​​​​​
  4. 4.CS放送はテレビの雑誌!?
  5. 5.ケーブルテレビは超地域密着!
  6. 6.インターネットテレビ局の登場
  7. 7.まとめ
    1. 7.1.テレビCMを放送する広告主にとってのテレビ局の違いのまとめです。

テレビCMを放送する上での放送局の選び方

・テレビ局の種類について特徴を解説します

・この記事は3分で読めます


テレビ局は想像しているよりも多い

現在テレビ局がいくつあるかご存知でしょうか。地上デジタルだけで100社を超え、BS、CS放送を含むと500社以上。なおもテレビ局はどんどん増え続けています。そんなに多くのテレビ局があるとご存知でしたでしょうか?

テレビ局によってCMの費用は異なりますし、放送する番組が違えばもちろん視聴者にも違いがあります。こんなに選択肢があれば迷うのは当然。どこのテレビ局で放送すると効果的かというご相談は最終的にはプロである広告代理店にしていただいた方が良いと思います。

そんな数多あるテレビ局ですが、ここでは広告主として最低限知っておくべきテレビ局の違いについて説明いたします。

ここでは大きく5つに分けます。

  • 地上デジタル
  • BS放送
  • CS放送
  • ケーブルテレビ
  • インターネットテレビ局

それぞれ解説していきます。


意外と知らない地上デジタル

テレビと聞いてまず最初に思い浮かべるのがこちらでしょうか。地上デジタル放送の中でもさらに3種類に分かれます。


  • キー局・準キー局
  • ローカル局
  • 独立局


キー局・準キー局はテレビ局の代名詞

キー局と呼ばれているのが関東にある5局です。フジテレビの系列局をFNSなどと呼んでいるのを聞いたことがあるかと思います。全国にある系列局に番組を送り込んでいるためキー局と呼ばれています。関西の4局は続いて多くの番組を制作しているため準キー局と呼ばれます。

キー局・準キー局は放送されるエリアが広く、視聴者数も多いので効果は抜群です。ただし、CMの放送料も高額となります。


キー局

  • 日本テレビ
  • テレビ朝日
  • TBS
  • フジテレビ
  • テレビ東京


準キー局

  • 読売テレビ
  • 朝日放送
  • 毎日放送
  • 関西テレビ

ローカル局から始めよう

ローカル局は県内のみなど限られた地域での放送を行います。系列のキー局や準キー局が制作した番組を中心に放送します。ローカル局が制作してその局で放送する番組をローカル番組と呼びますが、地元では有名な番組ということも多々あります。

地方の一県ないし二県で放送するため、視聴者数はキー局に比べて大分減りますが、特定のエリアに絞ったうえで比較的安価に放送することが可能です。全国放送を前提にテレビCMをローカルから始めて反応や効果を測定するのもオススメです。


実は人気の独立局

独立局とは系列局ネットワークに属さないテレビ局です。独自のテレビ番組を制作したり、独自に買い付けた番組を編成します。より地域に根ざした放送が多く、地元の野球やサッカーチームの中継を行っていることも。

広告主としてもエリアを限定して放送できますし、高額になりがちな関東や関西でも比較的安価に放送できるメリットがあります。


メリット多いぞBS放送​​​​​​​

特徴はなんといっても全国放送であるということ。特定のエリアではなく、日本全体にCMを放送することができます。これは地上デジタルではかなりの高額になりますが、BSであれば検討できるかもしれません。

視聴可能な世帯数も増え、世帯視聴率1%は56.9万世帯、個人視聴率1%は119.7万人と推計されます。※ 

また、ショッピング番組が多いことが示すとおり、リアルタイムで視聴されていることと、購買力のある視聴者が多いことがわかります。これはCMを放送する立場として非常に嬉しいポイントです。

もちろんチャンネルごとに違いがありますが、野球中継やゴルフ、時代劇やサスペンスの再放送などが多く地上波に比べてシニア向けと言われています。CMとしても健康食品や保険などが多い傾向があります。


※株式会社ビデオリサーチ調べ(2021年9月29日時点)


CS放送はテレビの雑誌!?

CS放送の特徴はなんと言ってもそのチャンネルの独自性です。

ゴルフチャンネルを見ている人ならゴルフの大ファンですし、釣り番組のチャンネルなら釣りが趣味だったりする方に限られます。当然ゴルフクラブのCMや釣具店のCMが放送されます。

基本的に有料のチャンネルを選んで観ているわけですから、いわゆる流し見、ながら見の可能性も低く、CMの効果も高くなります。

これは雑誌に近いターゲティングともいえます。ファッションの広告を載せるならファッション雑誌が効果的であるように、マッチしたチャンネルを選択することで興味を持ってもらえそうなターゲットに対してダイレクトにCMを見てもらうことができます。


ケーブルテレビは超地域密着!

都道府県単位より小さな区市町村単位でCMが放送できるのがケーブルテレビ。

視聴世帯数が少ない代わりに費用も少なくなっています。

地域に密着した番組が放送されますので、CMについても地元にゆかりのあるものや、その地域を愛している人に関心を持ってもらえそうです。


インターネットテレビ局の登場

AbemaTVのような、インターネット上のテレビ局も登場してきました。

独自のコンテンツを制作したり、従来のテレビ局が扱わなかった中継をするなど、ほかのテレビ局とは違うチャンネルになっています。

CMとしても、インターネットであるためプランがデジタル広告に近いものもあります。予算に応じてプランニングしやすいので、初めてのCMの場合に試してみるのもいいかもしれません。



まとめ


テレビCMを放送する広告主にとってのテレビ局の違いのまとめです。


  • テレビCMの代表格である地上デジタルキー局・準キー局は視聴者数も効果も高いが、費用も高い
  • ローカル局によるCMは地域限定のビジネスにも向いていて、全国放送前のワンステップとしても有効
  • 独立局は関東や関西で安価にCMを放送する場合に有力な手段
  • BS放送はなんといっても日本全国での放送が魅力

  • CS放送は趣味嗜好によるターゲティングができる

  • ピンポイントに区市町村単位で地域を指定するならケーブルテレビ

  • インターネットテレビ局はCMがデジタル広告に近い


もちろん組み合わせて放送することや、順番にステップを踏むということも考慮した方が望ましいですね。

その戦略を一緒に検討させていただきます。


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