【テレビCMコラム】視聴率について


テレビの視聴率については、なんとなくご存じの方が多いのではないでしょうか。しかし個人視聴率の登場など段々と複雑になってきてなっています。

このコラムでは、視聴率の基礎知識について解説いたします。

目次[非表示]

  1. 1.視聴率について
  2. 2.視聴率とはなにか
    1. 2.1.世帯視聴率と個人視聴率
    2. 2.2.世帯視聴率とは
    3. 2.3.個人視聴率とは
  3. 3.変わりゆく視聴率
    1. 3.1.個人視聴率の詳細化
    2. 3.2.BS視聴率の登場
    3. 3.3.近年の視聴率について
    4. 3.4.タイムシフト視聴率と総合視聴率
  4. 4.まとめ
    1. 4.1.視聴率についてのまとめです

視聴率について

・視聴率の基礎知識です

・この記事は3分で読めます


視聴率とはなにか

視聴率は視聴されている率。どのくらい人々がそのチャンネルを閲覧したかを示す数値です。

視聴率はビデオリサーチ社が調査した標本調査結果です。インターネット広告のクリック数のように実数ではなく、統計学的におそらくそのくらいであろうという数値になります。

32の放送地域ごとに視聴率は計測されます。


世帯視聴率と個人視聴率

視聴率は大きく分けて、世帯視聴率と個人視聴率があります。

文字通り世帯視聴率は世帯別の視聴率で、個人の視聴率が個人視聴率です。

紅白歌合戦が視聴率60%を超えていた時代など、従来使われてきた視聴率は「世帯視聴率」を指します。


世帯視聴率とは

世帯視聴率とはそのテレビ局の放送を見ることができる世帯のうち、どれだけの世帯においてテレビに映っていたか、ということになります。

視聴率100%というと「その地域の人がみんな一度見た」と解釈してしまう方がおりますが、これは正解ではありません。

世の中には1名の世帯もいれば、10名の世帯もあります。1%でも家族揃って見ている番組であれば、かなりの人数が見ていることになりますね。また、4人家族だとしても4人揃って見ているとは限りません。2人かもしれないし、1人かもしれないですよね。あくまでその世帯でテレビに映っていた数値です。

世帯視聴率はあくまでも世帯で、視聴人数がわかるものではありません。


個人視聴率とは

世帯視聴率では世帯でしか人数はわからないと記載しました。もともと視聴率とは一家に一台テレビがある時代の考え方だったのです。現在は家に複数のテレビがあり、時代に即していないという意見が多くなりました。そこで登場したのが個人視聴率です。

1997年頃から個人視聴率の調査は始まりましたが、一般的に視聴率といえば世帯視聴率を指す時代はしばらく続きました。


変わりゆく視聴率

メディアの多様化を受けて、テレビの視聴率も変化しています。ビデオリサーチ社は、2020年3月30日に新視聴率調査を開始。大幅なリニューアルが行われました。機械式視聴率調査機を大幅に増加させ、視聴率で得られるデータも大きく変わったのです。


個人視聴率の詳細化

新視聴率調査により個人視聴率の取得が本格化しました。従来も個人視聴率は取得されていましたが、使用される機会は少ない状況でした。

個人視聴率は家の中に複数台ある各テレビごとに調査され、人数も把握することができるようになっています。性別や年齢層もわかるようになりました。

現時点で世帯視聴率と個人視聴率のどちらを採用しているかはテレビ局によって違いますが、徐々に「個人視聴率」に変わってきています。


BS視聴率の登場

BS放送が開始されたのが2000年12月。閲覧可能な世帯数は4,500万件を越え、テレビ視聴可能世帯の75%以上が見ることができるようになりました。

この状況を受けて新視聴率調査では、BS番組の視聴率調査が本格化しました。まだ民放7局、NHK2波が対象ですが、今後増えていく可能性がありそうです。

全国放送のBSであっても、地上波と同じ放送地域で視聴率は計測されています。これにより地上波と同じ条件でBSのCMも検討できるようになりました。


近年の視聴率について

1995年頃はドラマやバラエティ番組でも視聴率30%を超えることもありましたが、近年では20%を超えることも稀となりました。ゴールデンタイムで10%以下というのも珍しくありません。

これは一概にテレビ離れとも言えず、BSやCSなどチャンネルが増えたこと、更にはインターネット動画配信サービスなどの普及でテレビで見るものの選択肢が増加したことも要因です。

録画で見ることが一般的に普及したことや、簡単に見逃した番組を見ることができるサービスの登場など、テレビのあり方は時代とともに変化しています。


タイムシフト視聴率と総合視聴率

上記のような事情もあって近年登場してきたのが、この二つの視聴率。

録画機が普及し、テレビはリアルタイムで見るだけのものではなくなりました。録画した番組を見た場合での視聴率がタイムシフト視聴率です。オンエアから7日間(168時間以内)以内に再生されたものが対象となります。

気軽に見ている番組はリアルタイムで、期待しているドラマはタイムシフトで見るという方も増えており、このタイムシフト視聴率はテレビ番組の評価に関して外せない要素になってきています。

リアルタイムもしくはタイムシフトのいずれかで視聴したという、合計の視聴率を総合視聴率と呼びます。特に人気ドラマはこの総合視聴率が話題になることがあります。


まとめ


視聴率についてのまとめです


  • 視聴率は放送エリアごとにテレビの視聴状況がわかる指標
  • 視聴率は主に世帯視聴率と個人視聴率の二種類がある
  • BS放送の視聴率が地上波同様にわかるようになったのは最近の出来事
  • 昔に比べて高視聴率番組と呼ばれているものの視聴率は落ちている
  • 現在ではタイムシフト視聴率や総合視聴率など登場し時代に即した計測が行われている

視聴率のことはテレビCMを実施する場合必要な知識です。しかし、記載したとおり視聴率も時代によって変化しており、視聴率だけで判断できるわけでもなくなってきました。

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